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最悪なパンの記念日を過ごしてしまったキーボードクラッシャー

エクシア王国 首都メリオル
レッド・プロミネンスのアジト
ファイヤー「旧市街で散歩してたら面白い光景見ちゃったぜ。」
ぴょんこ姫「私チョココロネ食べたいだわさ！スリの銀次は？」
スリの銀次「俺はカツサンドだな」
ファイヤー「そこで何話してんだ？俺も会話に混ぜてくれ」
ぴょんこ姫「ファイヤー！私達城下町にあるパン屋で何買おうか決めてたとこだわさ！」
スリの銀次「これから俺達は目当てのパン買いにパン屋へ向かうが。良ければお前もパン買いに行くか？」
ファイヤー「パン奢ってくれるのか！じゃあ遠慮なく付いていくぜ！」
ぴょんこ姫「いや奢るとは言ってないだわさ」
軍艦「ぴょんこ姫。話は聞かせてもらった」
どろろん「俺達もパン食べたいどろ！」
ぴょんこ姫「軍艦達もパン欲しいだわさ？それなら二人も付いてくるだわさ！」
軍艦「分かった！」
ファイヤー「そうと決まればパン屋へ出発するぞ！」
45分後...
中央区 城下町
とあるパン屋
ファイヤー「どろろん。ウィンナーパンは販売されてるか？」
どろろん「売り切れててないみたいどろ」
ファイヤー「ウィンナーパン切らしてんのかよ。ないならしょうがねえ、スリの銀次と同じのにするわ」
3分後...
ぴょんこ姫「皆買いたいパンカゴに入れただわさ？」
スリの銀次「あぁ勿論さ。」
軍艦「俺も欲しいパン買い物カゴに入れたからお前はレジの方へ進んでくれ」
ぴょんこ姫「分かっただわさ！あれ？可笑しいだわさ...」
ファイヤー「どうかしたか？」
ぴょんこ姫「ごめん私自分の財布アジトに置きっぱなしだっただわさ」
どろろん「何やってるどろぴょんこ姫！じゃあ俺が代わりに金払うからそこ退くどろ！」
スリの銀次「お前財布持ってきてるのか」
どろろん「当たり前だどろ！財布なしでどうやって買い物するどろ！？」
ファイヤー「うーん確かにどうだよな」
どろろん「おい店員。財布忘れた奴の代わりに会計するどろ！」
店員「かしこまりました！カツサンド二つ、チョココロネ一つ、メロンパンが一つ...お会計68ゴールドとなります！」
どろろん「100ゴールドで支払うどろ！」
ファイヤー「よしよしこれで全員分のパン買えたぞ！」
軍艦「ではアジトへ戻るぞ」
どろろん「お前ら。今俺が使った100ゴールド札実はばいきんまんが発行してくれた手作りどろ。だからこの事は外部に言いふらさないでほしいどろ」
ファイヤー「大丈夫だって。誰にもチクらねぇから」
ぴょんこ姫「お釣りは受け取らずに早く帰るだわさ！」
2分後...
鳩谷こはね「広場でチアの練習してたらお腹空いちゃったよ！宇希、何処かでお昼ご飯食べよ！」
猿渡宇希「そこのパン屋で何か買っていこっか」
鳩谷こはね「私サンドイッチにするね！」
猿渡宇希「こはねはサンドイッチにするのか。それじゃあ私は...」
月乃瀬=ヴィネット=エイプリル「あっ！鳩谷さん、猿渡さん、大変よ！」
猿渡宇希「月乃瀬さん何かあったのか？」
相生祐子「大有りだよ！どろろんが偽札でパン買ったんだよ！」
鳩谷こはね「えぇー！偽札！？」
ソフィー・トワイライト「あいつその時ファイヤー達と一緒だったんだ。二人はあいつら見かけたか？」
猿渡宇希「いや、私達チアの練習帰りの途中だったから見かけてないかな。でもレッド・プロミネンスがまた悪さしたなら放っておけない！月乃瀬さん！相生さん！ソフィー！私達も手を貸すよ！」
相生祐子「ホント！？じゃあどろろんとっちめるの手伝って！」
鳩谷こはね「了解！私達のチアパワーで悪者を懲らしめちゃうよ！行こ、宇希！」
猿渡宇希「あぁ必ず懲らしめやろうこはね！」
25分後...
西区 カットラース地区
カットラース二番ストリート
相生祐子「あいつら多分まだアジトへ到着してないはずだけど、どこ行ったのかな？」
鳩谷こはね「あっ！宇希、祐子ちゃん、ソフィーちゃん、ヴィーネちゃん、見て！あっちの方にレッド・プロミネンスが歩いてるよ！」
月乃瀬=ヴィネット=エイプリル「鳩谷さん流石だわ！よし、一気に距離を摘めるわよ！」
ファイヤー「そういえば明日遠山咲の誕生日だったけ？」
どろろん「いや違うと思うどろ」
猿渡宇希「見つけたぞお前達！」
軍艦「何者だ！？」
猿渡宇希「とっておき！勇気のエールフレイムスラッシャー！」
軍艦「うぉおおおああああああああ！」
ファイヤー「誰だ軍艦を襲った奴は！？出てきやがれ！！」
猿渡宇希「どろろんどうして偽札で代金支払ったんだ！！」
ファイヤー「軍艦斬りつけたのお前か！そっか今日お前の誕生日だったな！」
どろろん「何を言ってるんだどろ！？偽札なんて知らんどろ！」
相生祐子「あんた自分がなにしたかわかんないの！！？」
ぴょんこ姫「ちょっと待つだわさ！」
スリの銀次「どろろんを疑うのは止してくれないか？」
ソフィー・トワイライト「お前達の仲間が無法を働いたのだから疑うに決まっているだろう」
月乃瀬=ヴィネット=エイプリル「それに貴方達どろろんの仲間じゃない！！仲間であるはずの貴方達が！何でどろろんの犯罪行為を咎めないのよ！！」
ぴょんこ姫「そう言うお前達だって、宇希が軍艦襲ったこと全く責めてないだわさ！！」
相生祐子「偽札使った奴止めなかったあんた達に言われたくない！！」
ファイヤー「うわああああああああ偽札のこと全部バレてるじゃねえか！わああああああああ早く逃げねぇとまた聖騎士団呼ばれる！」
どろろん「えーいお前らなの説教はごめんだどろ！こうなったらお前らをどろんこまみれにしてやるどろ！」
ぴょんこ姫「ジョニー様への愛のドローだわさ！」
ドゴーーーーン！
月乃瀬=ヴィネット=エイプリル「最初から貴方達が逆上してくることは読んでいたわ！」
ぴょんこ姫「私達の連携攻撃が避けられただわさ！」
鳩谷こはね「こうみえても私達。防御より回避を意識してるんだ！」
ファイヤー「知らねえのそんなこと！」
鳩谷こはね「今度は私達の番だよ！よぉーし、ここは私のチアパワーで！とっておき！炎のエールダイブ！レッツチアアップ！ゴーファイウィン！」
ドゴーーーーン！
ぴょんこ姫「ぎゃああああああああ！」
相生祐子「ぬおおおおおおおおおおッ！」
ドゴーーーーン！
スリの銀次「うわああああああああ！」
どろろん「うげぇああああああああ！」
鳩谷こはね「やったね！悪いことしたどろろんを私のチアパワーで懲らしめたよ♪」
ファイヤー「あぁどろろん達が倒された！拙い、このままじゃ俺まで...えぇーい！こうならヤケくそだああああああああ！ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ！」
月乃瀬=ヴィネット=エイプリル「あっ！ちょっと待ちなさい！貴方もどろろんと同罪なのよ！！」
猿渡宇希「しまった、ファイヤーだけとり逃がした。......参ったなぁ見失ったよ」
ソフィー・トワイライト「これ以上奴を追跡するのは恐らく不可能だろう」
相生祐子「じゃあどうすればいいの？」
ソフィー・トワイライト「逃げられてしまった以上、聖騎士団に頼るしかない。誰か偽札の件で通報してくれないか？」
鳩谷こはね「じゃあ私がやるね！」
ソフィー・トワイライト「では後のことは聖騎士団に任せ。私達は本館へ帰るぞ」
月乃瀬=ヴィネット=エイプリル「悔しいけど仕方ないわね」
翌日...
ファイヤー「昨日は間一髪であいつらから逃げ切ったぞ。だけどどろろん置いていっちまった。『ピンポーン！』なんだ？」
遠山咲「どうもー。Genius4兼エクシア聖騎士団メリオルギルド第34番隊所属の。遠山咲でーす。」
ファイヤー「おわ？何でお前が旧市街に来てんだよ？」
遠山咲「昨日君達が城下町で犯罪行為を行ったという通報がこはねからきててね。ちょっと君をギルドへ同行させよっかなーっと思って来たなう」
ファイヤー「あの女マジで聖騎士団に通報しやがったのか！？チキショーお前なんかに捕まってたまるかああああああああ！」
遠山咲「あのさぁー今さら逃走試みても遅いし...。まいっか。イトマルー、ファイヤーを糸で拘束して」
イトマル「了解！ファイヤー大人しくしてて！いとをはく！」
デデーーーーーーーン！！！！
ファイヤー「いやああああああああnu！イトマルに糸でグルグル巻きにされて動けねぇ！」
遠山咲「イトマルご苦労さん。にしてもファイヤーってぶっちゃけなんていうか。こういう状況に対して意外と間抜けな感じ？とまぁ、それはさておいて。午前8時4分、君を偽造通貨行使等罪で逮捕するなう。因みに君の友達はギルドへ連行済みだから」
ファイヤー「しかも遠山に捕まった！こはねの野郎絶対に許さねぇええええええ！！！！」
続く！