エクシア王国 首都メリオル ネオジェットストリーム本館 クルト・ミュラー「チリーン、レッド・プロミネンスのゴロツキ共は異界へ勢力を伸ばしてるという情報は確かなんだな?」 チリーン「はい。真雪さんによれば。数ヵ月前ひよりさん、小春さん、恋さんの三人が独自に調査して発見したようですので。レッド・プロミネンスの拠点が実際に建設されていると考えるのが妥当ですね」 クルト・ミュラー「通りであれだけの戦力を過剰とも言えるほど増強し続けていたわけだが。奴らの本来の目的は知っての通りメリオルの完全掌握だ...。もしそれを実行するなら手始めに俺達の本拠地を総力戦で潰しに掛かるか他の地域に拠点設けて根を張るといった手段を選ぶはず...。なのに何故メリオルとは無関係な異界に勢力を拡大させていやがる?いったいどんな理由がある?」 チリーン「私にもわかりませんが。きっとレッド・プロミネンスにとって意味があることなのかも知れません」 クルト・ミュラー「奴らが何を謀ってるか想像もつかねえが。エクシアの首都メリオルを支配するなんざ断じて認めねぇ。どんな手段を講じようが俺達はメリオルと俺達の場所を絶対守る。それだけだ」 コロ助「クルト!シュガーラが葡萄農園の手入れを手伝えと言ってるなり!」 クルト・ミュラー「分かったすぐ手伝いに向かうよ。すまんチリーン、少しシュガーラの葡萄農園の手入れに行ってくる。支部のクルー達には奴らの敵地へ調査する時は細心の注意をはらえと伝言しろ」 チリーン「了解です」 同じ頃ファイヤーは... レッド・プロミネンスのアジト ファイヤー「今日はメリオル近海で漁猟やるぞ!新鮮な魚介類釣りまくるぜ!」 カーキー大佐「どれほどの魚が捕れるか見物だな」 ヒツギイヌ「魚介類といえば。マグロとか美味しいよね!」 Dr.デビル「刺身によく使われるあの魚か。因みにワシはマグロのネギトロが好みだ!」 クロワール「す飯とかにも合うしな!まっ話は漁猟中にでもしようぜ!ファイヤー、ワープ土管で目的の場所まで瞬時に移動するぞ!」 ファイヤー「ハナからそうするつもりさ!では出発するぞ!」 2分後... 東区 オルドビス北港 Dr.デビル「このアイテムがあることで我々は瞬時に目的地へ移動できる恩恵を受けられるのだ」 ヒツギイヌ「港へ着いたのはいいけど...自家用船誰も所有してないんだよね」 クロワール「心配すんなって!船ならこの港に何隻か泊めてあるだろ。その中から一隻借りてしまおうぜ!なぁに、もし港の関係者に無断で漁船借りたことがバレてもどっかの浜辺で乗り捨てれば誰も俺達が乗ったことに気付かねぇよ!」 ファイヤー「クロワールそれめっちゃいい提案じゃん!」 カーキー大佐「よし、ではこの漁船に乗って漁猟を行うとしよう」 ファイヤー「さぁ楽しい漁猟の始まりだ!すぐさま出航するぞ!カーキー操舵はお前に任せた!」 カーキー大佐「このカーキー大佐がいれば漁猟の操舵など容易いもの!」 1分後... ラム「ロムちゃん見てみて!砂浜でスッゴくキラキラしてる石拾ったの!」 ロム「わぁーまるで宝石みたいキラキラしてて綺麗だね!ラムちゃん!これクルトお兄ちゃんにあげたら喜ぶかな?♪ワクワク」 ラム「それいいアイデアだよロムちゃん!きっとお兄ちゃん喜んでくれるかも!じゃあこの石館に持ち帰ってお兄ちゃんにプレゼントしよっか!お兄ちゃん私達のこと褒めてくれるかな♡」 本マグロトロ太郎「なんだ!?レッド・プロミネンスがオルドビス北港付近で魚釣ってるぞ!」 エミー・ローズ「ここ関係者以外立入り禁止に指定されてるはずよ!そこで釣りして大丈夫なの!?」 オパオパ「見て!あいつらこの港の漁船に乗ってるみたい!」 本マグロトロ太郎「まさか勝手に港の漁船乗って釣りしてるのか!しかも奴ら別の海域へ航行しようとしてる!これは放っておけない!急いで奴らを追うぞ!」 ロム「トロ太郎さん待ってー!アワワワ」 ラム「私達も追いかけるわよ!」 20分後... リヒィアビーチ クロワール「どれだけ漁獲てきたか楽しみだな!」 Dr.デビル「ファイヤー!どれほどの量漁獲できたか確認してくれ!」 ファイヤー「OK!ちょいと確認するぞ......ほわああああああああ!こいつはすげぇ!俺の期待値を超える漁獲量だぜ!」 ヒツギイヌ「ということは今回の漁猟は大成功だね!」 カーキー大佐「我々の目的を成したからにはこの漁船にはもう用はない。クロワールの提案通りこの漁船をこの浜辺で乗り捨てアジトへ帰還する」 ???「そんなのダメ!」 ヒツギイヌ「今の誰の声だろう?」 ファイヤー「こいつらは!」 ラム「アイスコフィン!」 ドゴーーーーン! Dr.デビル「うおおおおおおお!?『パキーン!(氷結)』」 ラム「さっきいたとこで悪いことしたから取り合えず怖いおじさん凍らせてやったわ!」 ファイヤー「死ぃねえええええ!!Dr.デビルが氷漬けにされたぞ!死ぃいいいいねええええええ!!これ明らかにラムの仕業だろふざけんじゃねえ!!」 エミー・ローズ「ちょっとその船オルドビス北港の所有する漁船よ!!」 オパオパ「何でその漁船盗んで密漁なんてしたんだ!!」 クロワール「おいおい盗んだってお前ら人聞きが悪いって。こいつは俺らの自家用船なんだよ」 本マグロトロ太郎「そんなわけないだろ!!」 ロム「クロワールさん嘘つくと泥棒さんになっちゃうんだよ?」 クロワール「だからさぁ。俺らは漁船なんて盗んでねえから!!」 エミー・ローズ「あんた達が盗んだ漁船で港の近海で密漁したの私達ちゃんとこの眼で見たわよ!!そんな嘘誰か信じるもんですか!!トロ太郎!あの大嘘つきをやっつけて!」 本マグロトロ太郎「わさビーム!」 ドゴーーーーン! クロワール「ぐわああああああああ!」 ファイヤー「うわあああああああクロワールが本マグロトロ太郎にやられた!お前騙し討ちとかセコいだろ!!つーか何であそこで漁猟したことこいつらに目撃されたんだよ!?」 ラム「私が拾った綺麗な石をロムちゃんに見せた直後だよ!」 カーキー大佐「えぇい忌々しいネオジェットめ!貴様らなどこのカーキー大佐のツインファンで吹き飛ばしてくれるわ!ハイパータイフーン!」 ドゴーーーーン! オパオパ「うわ!?危ない!『ヒュン!』くっそぅやったなああああ!!お返ししてやる!ワイドショット!」 ドゴーーーーン! カーキー大佐「我が命運もはやこれまで!」 ロム「私も皆のために泥棒さんと闘うよ!ウンウン エターナルフォースブリザード!」 ドゴーーーーン! ヒツギイヌ「ひぎぃいいいいいいいいい!『パキーン!(氷結)』」 ロム「やった♪」 ファイヤー「カーキーがやられちまったか!けどなぁ...!」 ヒツギイヌ「『ズズズズズズズズ!(自己蘇生)』僕は何度でも蘇る!つまり無敵なんだよ!」 本マグロトロ太郎「敵が復活した!?」 ファイヤー「無駄無駄ヒツギイヌは自己蘇生能力を持つクルーだ!お前らがいくらヒツギイヌ倒してもまた復活するのさ!残念だったな!」 オパオパ「こいつゾンビ系の敵か!だとしたらゾンビキラー持ちのにゃんこじゃないとこいつは倒せない!」 ラム「大丈夫!私ならゾンビをやっつけられるよ!」 ファイヤー「何だって?」 本マグロトロ太郎「何か方法があるのか!?」 ロム「あっ!ラムちゃんついにあの力を使うんだね!頑張ってラムちゃん!ワクワク」 ラム「この悪い人達やっつけたらさっきの石お兄ちゃんにプレゼントしようねロムちゃん!いくよ!プロセッサユニット装着!」 ギュイイイイイイイン!(変身) ホワイトシスター(ラム)「変身完了よ!」 ファイヤー「何ぃ!ここで女神化だと!?こいついったい何する気だ!?」 ホワイトシスター(ラム)「罪に穢れたその魂よ 氷の棺の中で 永久の眠りを アブソリュート・ゼロ!」 ティウン!(自己蘇生封じ!) ヒツギイヌ「ぐぁ!?」 ホワイトシスター(ラム)「魂ごと消してあげる!」 デデーーーーーーーン!!!! ヒツギイヌ「げあああああああ!」 ファイヤー「ぎゃああああああああnu!ヒツギイヌと仲良く吹っ飛ばされた!お前いつからゾンビキラー習得したんだよ!?」 エミー・ローズ「凄いじゃないラム!いつの間にゾンビキラーマスターしたの!?」 ホワイトシスター(ラム)「ラッシュというKBCと対峙してたら自然にゾンビキラー物にできたの!それじゃあ私達先に本館へ帰るね!行こっロムちゃん!」 ロム「うん!一緒に。クルトお兄ちゃんに綺麗な石プレゼントして喜ばせる!えへへ...お兄ちゃん喜んでくれるかな♡ニコニコ」 本マグロトロ太郎「二人とも仲良いな」 オパオパ「そうだね!」 ファイヤー「自然にマスターしたって何だよそれ!!憶えてろよラムゥウウウウウウウ!!!!」 続く!
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