異界 魚津市 レッド・プロミネンスの豪邸 ファイヤー「これより狂三から受けた敵対者抹殺依頼を遂行するぞ!今朝助っ人達と議論したとおり、今回俺らが狙う標的は、狂三達赤白軍の敵の一人、葉月クルミというガキだ!」 遊狩ミユリ「はい!ファイヤーさんファイヤーさん!ミユ、依頼者の狂三さんの約に立ちたいのでお供させてください!それと心強い助っ人達が既に豪邸にいらっしゃっていますから絶対に勝ちましょう!.....でもミユは緊張して意識とばして皆さんの足を引っ張らないよう心掛けるですぅ(小声)」 パラセ・ルシア「至極真っ当の結論ですね、あの人達には一度私達がこれまで飲まされてきた苦汁をそのまま飲み干させてやりましょう」 半間修二「当たりめぇだぜ、こちとら何度もあいつらにうち負かされてめちゃくちゃ腹が立ってんだ!!」 闇黒騎士「同感だ半間よ、我々に屈辱を味わわせた敵対組織群の奴らに一切の情けなどいらん」 ファイヤー「助っ人達が気合い十分だな!うっしゃ!いっとくが今回俺はミユリと助っ人達とだけで上手く連携して葉月クルミを討伐するぞ!無論その過程で邪魔する敵対者がいたら瞬時に殺せ!」 四次元男爵「承知しておりますぞ、ファイヤー殿」 スイセン「ねぇファイヤー!クルルから標的の位置情報特定したみたいだし!」 ファイヤー「あら、もぅ葉月発見したのか!?クルルは仕事がはぇえなぁ!っで、そいつは何処で見つけたんだ?」 スイセン「えっとね、クルルが葉月って奴を発見した場所は、黒部市の石田地区だって!」 ファイヤー「黒部だと!?」 神谷コウスケ「ファイヤーの豪邸のある街の真隣じゃないか!」 マルク「僕この辺りの地理あまり知らないけど、魚津と黒部って隣接してるのサ?」 ファイヤー「マジで隣接してるんだよ!おいおいヤバイぞ、何がヤバイかって?標的が俺らの拠点のある街に隣の方にいるってことだよ!」 闇黒騎士「もしもこの豪邸の位置情報を標的に知られれば一大事ではないか」 遊狩ミユリ「えぇっ!?早くも一刻を争う事態に発展したんですか!?」 ファイヤー「いや、多分まだ知られていないんじゃないか?とは言え万が一俺の豪邸の座標バレたら今後の異界での版図拡大に支障がでてしまう!お前らすぐに出撃するぞ!何がなんでも葉月を討ち取って豪邸の座標を特定されないようにするんだ!」 遊狩ミユリ「りょ、了解ですぅ!」 スイセン「いてらっしゃファイヤー!もし私らの敵対者がここへ足を運んで来たらすぐに連絡するんよ!」 それから数十分後 黒部市 電鉄石田駅前 パラセ・ルシア「クルルの報告した通り本当にこのエリアであっているのでしょうか?」 ファイヤー「クルルが目撃したって言うんだから間違いねぇよ!てかここ冗談抜きで知らんとこだな。とりあえず葉月を探すぞ」 遊狩ミユリ「あっ!彼処にある駅の入り口前にいるのってまさか!?」 ファイヤー「ん?」 葉月クルミ「もぅ遅いわね、遥と葵お姉さまはまだ来ないのかしら?」 半間修二「あのガキは間違いねえ!俺らが会議で抹殺対象に定めた標的の葉月クルミだ!ケッ!どうやら探す手間が省けて助かったぜ!」 神谷コウスケ「しかもあのガキが独り言いうに、どうやら仲間を待っているようだな。ファイヤー今ならこいつを討伐できるぜ、どうする?」 ファイヤー「どうするって、んなもん決まってんだろ!?真正面から討ち取ってやるんだよ!いくぜお前ら!」 四次元男爵「畏まりました、ではゆくぞパラセ!」 パラセ・ルシア「はい、判っています、四次元男爵」 葉月クルミ「ん?...遥達かしら?....ってちょっと、あんた達どうしてこんな遠い所へ来てるのよ!?」 ファイヤー「応龍が見せてくれた顔写真と一致してる、よし!例の標的を確認したので、これで安心して狂三の依頼を実行に移せるぞ!」 葉月クルミ「スパーク!あんた懲りもせずにまた悪行を働いてるのね!!しかも狂三の依頼って何なのよ!!どうせ良からぬこと企んでるんでしょ!?」 四次元男爵「葉月クルミよ、外見はスパークに似るが、この方は我らのリーダー、スパーク・エアーではない。レッド・プロミネンス総帥ファイヤー殿であるぞ!」 葉月クルミ「嘘つくんじゃないわよ四次元男爵!!こいつどうみてもスパークじゃない!!まさかあんた達、葵お姉さまと遥の命狙ってるんじゃないでしょうね!」 神谷コウスケ「(こいつ、今いるKBCがスパークだと思い込んでるのか?まぁ似たような奴が何人か存在するからこいつがスパーク本人だと勘違いするのも無理ないか)」 ファイヤー「だから俺はファイヤーだって.....まぁ俺のこと覚えてなくてもいいや。何故なら俺らの狙いはお前自身だからだ!」 遊狩ミユリ「ファイヤーさん。何だか分からないですけど、ミユ、この人に勝てる気がしてくるんですぅ!」 葉月クルミ「そんなわけないでしょ!そもそもあんた誰!?スパークの知り合いなら容赦しないわよ!!喰らいなさい!エンジェルボム!」 ドゴーーーーーン! ファイヤー「ぎゃあああああああテメエ俺に爆弾投げてきやがったな!!わああああああめっちゃ痛いだろうがコラァ!!」 闇黒騎士「貴様ぁ!!舐めた真似を!!」 葉月クルミ「五月蝿い!!もぅ私葵お姉さま達と楽しく旅行してる途中なのに、何で赤白軍に邪魔されないといけないのよバカーーーーーーッ!!」 半間修二「やべえ!お前らいったんここから離れろ!葉月が爆弾投げまくってくるぞ!」 ドゴーーーーーン! ファイヤー「うぎゃあああああああ!」 パラセ・ルシア「ああああああああ!」 半間修二「どわあああああああ!」 遊狩ミユリ「ファイヤーさん!パラセさん!半間さん!」 闇黒騎士「何だこの小娘は!?まるで油断ならんぞ!」 四次元男爵「おのれぃツインエンジェルめ、やはり貴様はこの私がどうしてもここで殺しておかなくてはならん!!」 葉月クルミ「私があんた達相手にそう簡単に殺られてあげないんだから!!今度は威力を更に高めたエンジェルボムで決めさせてもらうわよ!これで止めよスパーク!必殺!エンジェルクラッシュボール!」 ピキーン! 遊狩ミユリ「これ以上ファイヤーさんに手出しさせません!.....トクン!.....『ギュイイイイイイイビューーーーん!』」 ドゴーーーーーン!(しかし全てミユリに躱された) 葉月クルミ「今の私の攻撃避けられるのこのミット帽子!?ちょっとは腕のある奴がいたみたいね、でも負けないわよ!」 遊狩ミユリ「.....はい.....ミユ....葉月クルミに反撃します.....『ギュイイイイイイイビューーーーん!』」 葉月クルミ「今度こそ当てる!エンジェルーボムラーーーーッシュ!」 遊狩ミユリ「...『ヒュン!』....『ヒュン!』....『ヒュン!』.....『ヒュン!』...『ヒュン!』」 ファイヤー「いいぞミユリ!その調子で葉月の爆弾投擲を躱しながれ接近して自慢のローラーブレードで切り裂け!」 佐野万次郎「おいおいそこの間抜け共!」 熊本「貴様ら女の子相手に何をしておるのだ!!」 シロエ「こいつはレッド・プロミネンスクルーの遊狩ミユリか!?」 葉月クルミ「その声は...そこも人達聞いて!こいつら私の命を奪おうと襲ってきたの!なんとかして追い返して!」 神谷コウスケ「ちぃ!最悪なタイミングでシロエ達が現れてきやがったか!」 シロエ「何だと!それは本当なのか!?レッド・プロミネンスめ!その子はやらせないぞ!マインドショック!」 遊狩ミユリ「っ!.....標的の後方から増援らしい人影....『ヒュン!』......ならば......『ビューーーーん!』」 闇黒騎士「ミユリが一気に加速してシロエ達の距離を摘めた!」 シロエ「馬鹿な、僕のマインドショックを躱したなんて!不味い!速すぎて受け身が間に合わない!」 遊狩ミユリ「邪魔者を......屠る.....ッ!」 ドゴーーーーーン! 佐野万次郎「ごはああああ!?」 熊本「ぐわあああああ!」 シロエ「うおおおおおおお!?」 四次元男爵「一度に三人も倒すとはなんという圧倒的な戦闘能力、ミユリ殿、貴殿はいったい?」 ファイヤー「それがミユリの固有魔法だ、こいつは一度気絶すると眠っている本能を解放し、あらゆる敵を見境なく蹂躙し続けるんだ!っていでででで!」 遊狩ミユリ「.....残るは....貴女だけ......」 葉月クルミ「な、何なのよあんたは!いったいどこでそんな力身に付けたのよ!?いやぁ、助けて葵お姉さまああああああ!」 遊狩ミユリ「これで....終わりッ!『ザン!』」 ドゴーーーーーン! 葉月クルミ「キャアアアアアアア!」 ファイヤー「よっしゃあああああああyes!ミユリの活躍でなんとか依頼完了したぞ!」 遊狩ミユリ「ハッ!....やった、燦様!燦様!ミユ!標的をやりました!(煽り)」 闇黒騎士「これは驚いた、まさかミユリ一人で敵対者を撃破するとは...俺もその勇姿を見て闘志がみなぎったぞ!」 四次元男爵「もはや敵対者抹殺は彼女一人で良いのではないのでございましょうか」 ファイヤー「凄いぞミユリ!今日は今までで一番戦功挙げたんじゃねえのか!?」 遊狩ミユリ「えへへ、ありがとうございますファイヤーさん♪」 ファイヤー「んじゃ依頼果たしたし、早く魚津に戻ろうぜ!おっと忘れてた、半間とパラセを担いでゼーロの力で蘇生させねえとな!」 遊狩ミユリ「ではファイヤーさんの豪邸へ帰りましょう!(燦様、ミユ、狂三さんの約に立てました!)」 こうして時崎狂三の依頼をなんとか遂行したファイヤー達と助っ人達は、ここを後にして、無事レッド・プロミネンスの豪邸にて、依頼達成した事を狂三に伝え、彼女から報酬をたんまりもらったとさ 続く! 次回フリーズついに捕まる!?
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